教派用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 09:27 UTC 版)
「ミサ」はラテン語から転写されたカトリック教会用語であるが、片仮名で(日本語で)「ミサ」と言えば、本項で詳述しているカトリック教会における主の晩餐(最後の晩餐)に由来する聖体の秘跡(聖変化)が行われる典礼(祭儀)のみを指す名称であって、カトリック教会における他の典礼をも「ミサ」と呼ぶのは誤りである。たとえばカトリック教会における時課も、典礼ではあるが、ミサではない。 なお、外国においては「マス」(英: mass) という表記は聖公会、ルーテル教会、復古カトリック教会で使われる。日本で片仮名表記で「ミサ」と書くのは日本聖公会では稀であり、日本のルーテル教会に至っては皆無である。聖公会、ルーテル教会では、主の晩餐に由来する礼拝をふつう「聖餐式」と呼ぶ。 教会で行われている祈祷について、キリスト教の教派や祈祷内容が不明な場合は、単に「礼拝」と呼ぶのが無難である。 ミサと礼拝の教派別対照表 教派・組織 カトリック教会 聖公会 プロテスタント 正教会 礼拝一般 礼拝典礼 礼拝 礼拝 礼拝奉神礼 主の晩餐に由来する礼拝 ミサ御ミサミサ聖祭感謝の祭儀 聖餐式 聖餐式 聖体礼儀
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