教派による語義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/21 13:49 UTC 版)
改革派教会以降のプロテスタントは正教会・東方諸教会・カトリック教会などにある聖人崇敬を否定し、すべてのクリスチャンが聖徒であるとする。また地上にいるキリスト者についても用いられる語であり、天に召されたキリスト者に限定して使う語ではない。 カトリックやプロテスタントなどの西方教会で信仰告白に用いられる使徒信条の中に「聖徒の交わり」という言葉が出てくる。かつて第2バチカン公会議以前のカトリック教会では、プロテスタントと異なる神学や聖人崇敬を反映して「聖徒」を聖人の意味に捉えて「諸聖人の通功」と訳していたが、現在は『カトリック教会のカテキズム』などの要理書等も含めてすべて「聖徒の交わり」に改められ、聖人だけでなく死者も含めたすべての信徒と解釈している。
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