改元の時の世間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 14:54 UTC 版)
昭和から平成(1989年1月7日 - 8日)への改元は昭和天皇が崩御したため、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}歌舞音曲や娯楽を自粛し[誰?]、新天皇(明仁)・皇族や三権の関係者は喪服を着て一連の儀式や行事を執り行った。元号法に基づき、新元号は崩御からおよそ7時間後の崩御当日に選定・閣議決定し、新天皇によって公布され、小渕恵三内閣官房長官が公表した。改元の瞬間も大きく盛り上がらず、街の照明も消されて「喪」を前面に出した。こうした自粛や喪は徐々に終息していったものの崩御・改元から1年後の翌1990年(平成2年)1月頃まで続き、新天皇の即位を内外に宣明する儀式(即位の礼)も1年10か月後の翌1990年11月12日に執り行われた。 平成から令和(2019年4月30日 - 5月1日)への改元は天皇の譲位に伴うものである。2016年(平成28年)8月8日に天皇明仁がお気持ちを表明した。その後2017年(平成29年)6月16日に天皇退位特例法が成立し、同年12月1日の皇室会議を経て天皇明仁の退位が2019年4月30日に正式に決まったあとから、「平成最後の…」といった文言がついた様々なイベントが増えたり、新元号の予想もなされもり上がった。退位・改元が事前に決まった事から新元号も改元の1か月ほど前に公表することになり、元号法に基づき、2019年(平成31年)4月1日に選定・閣議決定し、退位する天皇明仁によって公布され、菅義偉内閣官房長官が公表した。改元の瞬間にカウントダウンが行われ盛り上がったほか、新天皇(徳仁)・皇族も燕尾服など華やかな服装で儀式に臨んだ。新天皇の即位の礼も改元と同年の10月22日に執り行われた。 テレビコマーシャルも平成改元は自粛で公共広告機構(現:ACジャパン)のCMに変わったが、令和改元は明治やKDDIや日産自動車など改元を祝うCMを作成した。
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