改元の基準点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 14:54 UTC 版)
改元する際、新元号の始点をどこに置くかが問題となるが 改元が布告された時点で、布告された年の元日に遡って新元号の元年と見なす場合(立年改元) 改元が布告された日から後を(布告された日の始まりに遡って)新元号の元年とする場合(即日改元) 布告の翌日から後を新元号の元年とする場合(踰日改元) 布告の年の末日までを旧元号とし、翌年の元日から新元号を用いる場合(踰年改元、越年改元) 布告の月の末日までを旧元号とし、翌月の一日から新元号を用いる場合(踰月改元) に分けられる。時代によって暦日、時刻の観念が異なるので確定は難しい。また、特に時刻レベルで改元時点を確定する必要が生じたのは日本では「大正」改元以降のみである。 日本の改元は「白雉」改元から「明治」改元まで1.が慣行であった。「大正」「昭和」改元は2.、「平成」改元は3.、「令和」改元は5. に当てはまる。「大化」建元については、5. に当てはまると考えられるが、史書によって記述が一定しないため、正確な日付は不明となる。
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