改号すること30回とは? わかりやすく解説

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改号すること30回

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 18:13 UTC 版)

葛飾北斎」の記事における「改号すること30回」の解説

彼は生涯30回と頻繁に改号していた。使用した号は「勝川春朗」「群馬亭」「北斎」「俵屋宗理」「可侯」「辰斎」「辰政ときまさ)」「百琳」「雷斗」「戴斗」「不染居」「錦袋舎」「為一」「画狂人」「九々蜃」「辰」「画狂老人」「天狗堂熱鉄」「鏡裏庵梅年」「月痴老人」「卍」「是和斎」「三浦屋右衛門」「百姓右衛門」「土持仁三郎」「仏」「穿山甲」などと、それらの組み合わせである。北斎研究家安田は、北斎の号を主・副に分け、「春朗」「宗理」「北斎」「戴斗」「為一」「卍」が主たる号であり、それ以外の「画狂人」などは副次的な号で、数は多いが改名には当たらないとしている。仮にこの説が正しいとしても、主な号を5度変えているのはやはり多いと言えるだろう。 現在広く知られる北斎」は、当初名乗っていた「北斎辰政」の略称で、これは北極星および北斗七星神格化した日蓮宗系北辰妙見菩薩信仰法性寺にちなんでいる。他に比してこの名が通用しているのは「北斎改め為一」あるいは「北斎改め戴斗」などというかたちで使われていたことによる。なお、彼の改号多さについては、弟子に号を譲ることを収入一手段としていたため、とする説 や、北斎自己韜晦とうかい)癖が影響しているとする説 もある。ちなみに、「北斎」の号さえ弟子鈴木某、あるいは橋本庄兵衛譲っている。

※この「改号すること30回」の解説は、「葛飾北斎」の解説の一部です。
「改号すること30回」を含む「葛飾北斎」の記事については、「葛飾北斎」の概要を参照ください。

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