採石場の跡地利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 04:37 UTC 版)
採掘の終わった「岩船山中腹採石場跡」は、首都圏では数少なくなりつつある火薬を使った爆発シーンを撮影することができる広大な土地で、時代劇やヒーローアクションなど特撮系の映画、テレビドラマなどの撮影ロケ地としてよく使われている。 特にスーパー戦隊シリーズのアクションパートの撮影地として知られ、岩舟周辺が舞台として描かれている新海誠のアニメ映画作品『秒速5センチメートル』と合わせ、こうした作品のファン達によるいわゆる“聖地巡礼”の場ともなっている。2000年からは、地元のNPO法人岩船山クリフステージによってまちおこしを目的とした野外コンサート「岩船山クリフステージ」がほぼ年1回のペースで開催されている。岩船山クリフステージは、会場である中腹採石場跡の愛称にもなっている。 採石場の切り立った地形は、ミュージック・ビデオのプロモーションビデオ(PV)やコスプレ撮影会の背景、自動車の落下場面の撮影にも使われる。ロケに適した地点はいくつかあり、畳岡山林組合の管理地では、料金は1日5万4000円(2018年時点)。爆破を行う時は、近隣に回覧板で知らせる配慮をしている。 爆発場面を背景にした結婚記念撮影を依頼する人もいる。 2022年5月には33メートルの崖から飛び降りる「Iwafuneロープジャンプ」が開業した。
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