採石業務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/24 23:38 UTC 版)
DESTの主要業務である。DESTは設立初年にまずブーヘンヴァルト強制収容所の採石場を買収した。続いてフロッセンビュルク強制収容所とマウトハウゼン強制収容所の採石場、1939年にはグロス=ローゼン強制収容所の採石場を買い上げている。特にフロッセンビュルク強制収容所からは良質な花崗岩が産出され、生産を最大化させるために機械化されて、設立当初のDESTの業績に大きく貢献した。 1941年に占領下フランスのエルザス地方のヴォージュ山脈北部で赤みがかった美しい花崗岩が発掘される地点が発見され、芸術的な建築物の建設にうってつけと判断したシュペーアは、ヒムラーに依頼してDESTにここに採掘場を置かせて強制収容所の囚人に採掘を開始させた。これが強制収容所化したのがナッツヴァイラー強制収容所であった。1942年5月にはアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所にも採石場を置いた。
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