挑戦者の事情など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:59 UTC 版)
「アメリカ横断ウルトラクイズ」の記事における「挑戦者の事情など」の解説
第一次予選を突破した挑戦者の中には、本土後半まで勝ち残り旅の途中で会社を解雇された挑戦者や、会社を退職して第二次予選に臨んだもののジャンケンで負け途方に暮れる挑戦者(第13回のジャンケン最後の敗者)もいた。社会人にとっては、勝ち抜けたことが逆に苦難となるケースもある。仕事の都合でそれ以上チェックポイントを勝ち進むのが困難となったり、会社から「これ以上帰ってこないなら席がなくなるぞ」と連絡を受け、無解答または故意の誤答をして失格した挑戦者もいた(大学生も単位不足や定期試験により故意に失格した挑戦者がいた。国際電話連想クイズでは、電話を受けた挑戦者の親族が、帰国させるために故意に正解を言わず失格させた例があったという)。このため、製作局側も勤務する会社の企業名を番組内で頻繁に出すようにし、勝ち進むに連れて会社の宣伝になるように工夫し、仕事の都合を付けその挑戦者が休みを取りやすくなるように配慮した。 その一方で、同じ社会人でも自営業者や会社自体の経営者、家族が経営する会社に勤めていた挑戦者は、このような縛りが比較的少ないため優位にあった。まとまった形での休暇が取りやすい公務員も優位で、上位に残りやすい傾向があった。第14回クイズ王・佐藤は郵便局職員(当時の郵便局職員は旧・郵政省に所属する公務員)、第15回クイズ王・能勢は埼玉県の地方公務員であった。民間企業の会社員で優勝したのは第11回・稲川が唯一である。
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