拡張方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/16 13:27 UTC 版)
膣口や肛門周辺の括約筋を開くことにより、より太いものを挿入する訓練を行う。 器具を用いない場合 もっともポピュラーな方法は指による拡張である。指の挿入を繰り返すことで括約筋を拡げるとともに性感を高める。その後指2本、3本と束ねることでより太いものの挿入に慣れさせる。指が数本入るようになったら両手の指を挿入し、割り開くようにすることで羞恥心や恐怖を与えることができる。 指が入るようになったら、拳を入れる(フィストファック)、つま先を入れるなどより太いものを入れることで、マゾヒストに性的玩具であることを再認識させる、などのプレイに移行することもある。 器具を用いる場合 アダルトショップなどで販売されているバイブレーターや肛門拡張棒などを用いる。拡張棒は大人の人差し指程度の太さのものが数本セットになっているので、必要に応じて本数を増やして使う。医療器具としての拡張棒は直径がミリからセンチ単位で太くなるセットもある(これは肛門手術の術前措置用とも言われるがきわめて前時代的な用具である)。 アナルプラグと呼ばれる栓を挿入して生活させる。常に異物感があるために羞恥プレイの側面も持つ。アナルプラグには拡張用に直径の太いものがあるので、慣れるにしたがって太いものに換えていく。脱落防止のベルトを配し施錠すればハードな調教となる。排泄のコントロールも出来るのでSMプレイとしては効果的である。 また、クスコや肛門内視鏡などの医療器具の挿入なども拡張調教の一部として行うことがある。 拡張用具としてバルーンの付加された張り型があり、挿入後ポンプで膨らませることによって内側から拡張することができる。これは挿入口を拡げないために羞恥心は少ないが、肉体の内側から拡張される被虐感が期待できる。 尿道を拡張する場合は器具を用いるのが一般的である。もともと異物が挿入される前提の器官ではないので、リドカイン入りのゼリーや消毒薬を用いないと尿道炎や膀胱炎を起こす危険が極めて高い。充分に拡張された場合細めのディルドーが挿入可能になるほど広がる。物理的に女性の方が拡張しやすい。
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