投げ・関節技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 22:41 UTC 版)
蔓落とし(かずらおとし) 相手の拳打を受け流しつつ、その腕に自らの腕を巻きつけて関節を極め、もう片方の腕で相手の襟を掴み、相手の踏み込みの勢いを利用して投げる。受身が取れない投げ技であると同時に、極めた関節を折る効果もある。 上腕蔓ひねり(かみうでかずらひねり) 立っている状態で腕緘(V1アームロック)をかけ、そのまま投げる。相手の肩は折れる。 雷(いかずち) 逆関節を極めた一本背負いで相手の腕を折りつつ頭から落とし、逆さになった相手が空中にある間に頭部にローキックを入れる。逆関節を極めず通常の一本背負いを用いる場合もある。 飛燕十字蔓(ひえんじゅうじかずら) / 飛燕裏十字(ひえんうらじゅうじ) 飛びつき腕十字をかける際、足で相手の顔面を刈るかわりに強烈な蹴りを入れる。蹴りを入れてそのまま仰向けに倒せば十字蔓、同時に前から足を払ってうつ伏せに倒せば裏十字となる。 斗浪(となみ) 横蹴りで頭部を狙うと見せかけ、その蹴り足の踵を引いて後頭部を打ち、そのまま跳躍して両足を相手の首に絡め、首を極めつつ身体全体を捻って投げ、頭から落とす。 狼牙(ろうが) 立っている状態でアームロックを極め、相手の顔面に肘を当てながら後方に投げる。地面に激突すると同時に、相手の顔面は体重の乗った肘に押し潰される。訃ノ蔓(ふのかずら)と呼ばれる。 巌颪(いわおろし) 相手の顔面に掌打を叩き付け、そのまま頭部を掴んで地面に押し倒し、相手の頭に膝を落とす。 獅子吼(ししこう) 相手のパンチで腕が伸び切った瞬間、自らの首を支点にし、クロスカウンターのように外側から腕を叩き付けて肘を折る。 羽車(はねぐるま) 転がした相手の片腕を十字固めに極めようとし、それを返そうと相手が腕を持ち上げるのに合わせて体を回転させ、同じ腕を裏十字固めに極める。 傾葵(なだれあおい) 相対した相手を前のめりに引き込んでの三角絞め。相手を前のめりに引き込むことを「傾(なだれ)」、三角絞めを「葵蔓(あおいかずら)」といい、その二者を組み合わせたもの。不破圓明流での呼称。 葛風(くずかぜ) 相手を背負投で投げてからの関節技。不破圓明流での呼称。
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