不破圓明流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 22:41 UTC 版)
安土桃山時代に分かれた陸奥圓明流の分家である。双子の弟である陸奥狛彦との立合いに敗れた兄・虎彦が、父・辰巳から不破姓を与えられ、以降不破圓明流を名乗るようになり、以後陸奥と同様に業と名を子孫に受け継がせてきた。最強を目指し「時代の影に生きた」と称される陸奥に対し、不破の一族は暗殺等によって糧を得てきたことから「時代の闇に生きた」と言われているが、歴代継承者が得てきた報酬が莫大な資産として積み立てられたため、近代に入ると生活のために「仕事」を行うことはなくなった。陸奥と違って歴代継承者の記録は詳しく残っているという。 名目上の本家である陸奥を不破が立てていたことと、戦った場合にどちらかの不敗の歴史が無くなることを両家が恐れたことから、分家して以降約400年間両家が激突することは無かった。現代に入り、正統継承者だった不破北斗が陸奥九十九と戦って命を落とし、また先代だった不破幻斎も病没したことから不破圓明流の正統は途絶えた。しかし幻斎の弟が健在であるため、不破圓明流の使い手自体は現存している。 使う技は基本的に陸奥圓明流と同じであるが、鉛玉や針などの暗器も組みこまれており、『神威』など陸奥にない独自の技も開発している。
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