戦前の日本の内政とは? わかりやすく解説

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戦前の日本の内政

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/28 07:53 UTC 版)

内政」の記事における「戦前の日本の内政」の解説

戦前日本では内政国内行政全般を担う役所として内務省設置されていた。内務省発足時所管業務は、産業政策地方行政警察であったが、そのうち産業政策農商務省へ移り以後地方行政警察所管する省として有名になった。 内務省府県行政所管していたため、文部省所管教育行政農林省農商務省所管農業行政など所管外である国内行政のうち、府県行政下で行われているものも主導していた。 大正時代に入ると地方行政の中から社会福祉分野独立し1919年大正8年)に設置され地方局社会課が社会局へとなる。その後社会局衛生局とともに分離され1938年昭和13年1月厚生省となる。 内政国政の重要分野であるものの、第二次世界大戦激化していくにつれ、日本では国政中心外交軍事となり、内政はそれを補うものという形になっていった。 戦時中日本インナーキャビネットといわれる五相会議総理大臣大蔵大臣外務大臣陸軍大臣海軍大臣の5閣僚構成されており、内務大臣含まれていなかった。極端な例として、第1次近衛内閣では外交軍事分野のみでなく、内政分野についても五相会議扱おうとしていた。また、先に述べたとおり、発足当初内務省内政全部門を所管していたが、徐々に機能分化され産業交通、通信分離明治後半からは司法省文部省への業務移管昭和になってからは厚生省への分離と、内政のうち限られたものを所管することになっていった。

※この「戦前の日本の内政」の解説は、「内政」の解説の一部です。
「戦前の日本の内政」を含む「内政」の記事については、「内政」の概要を参照ください。

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