社会局とは? わかりやすく解説

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社会局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 06:43 UTC 版)

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社会局(しゃかいきょく)とは、1920年に内務省内部部局として設置された日本の行政機関。2年後の1922年に内務省の外局となった[1][2]。そして、1938年衛生局とともに分離され、厚生省になり、1947年に労働部門が分離(労働省設置)された。

内務省官制

社会局官制(大正11年勅令第460号)

所掌事務

(第1条)
一、労働に関する一般事項
二、工場法施行に関する事項
三、鉱業法中鉱夫に関する事項
四、社会保険に関する事項
五、失業の救済及防止に関する事項
六、国際労働事務に関する統轄事項
七、賑恤救済に関する事項
八、児童保護に関する事項
九、軍事救護に関する事項
十、其の他社会事業に関する事項
十一、労働統計に関する事項

内部組織

(第3条)

  • 庶務課

 人事、文書及会計に関する事務並他の主掌に属せさる事務

  • 統計課

 統計に関する事務

  • 第一部

 第一号乃至第三号及第六号に掲くる事務

  • 第二部

 第四号、第五号及第七号乃至第十号に掲くる事務

歴代局長

内務省社会局長
  • 池田宏:1920年8月24日 - 1920年12月25日
  • (心得)小橋一太:1920年12月25日 - 1921年4月22日
  • (心得)田子一民:1921年4月22日 - 1922年2月21日
  • 田子一民:1922年2月21日 - 1922年11月1日(内務省の外局となる)
社会局長官
  • 塚本清治:1922年11月1日 - 1923年9月5日
  • 池田宏:1923年9月5日 - 1924年12月15日
  • 長岡隆一郎:1924年12月15日 - 1929年6月25日
  • (事務取扱)潮恵之輔:1929年6月25日 - 1929年7月23日
  • 吉田茂:1929年7月23日 - 1931年5月8日
  • 松本学:1931年5月8日 - 1931年12月18日
  • 丹羽七郎:1931年12月18日 - 1934年7月10日
  • 赤木朝治:1934年7月10日 - 1935年6月28日
  • 半井清:1935年6月28日 - 1936年3月13日
  • 広瀬久忠:1936年3月13日 - 1937年6月5日
  • 大村清一:1937年6月5日 - 1938年1月11日(廃局)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 社会局|アジ歴グロッサリー”. 2017年5月15日閲覧。
  2. ^ 山本悠三 (1995年9月20日). “社会局設置経過について 『社会行政史序説』その4 (PDF)”. 東京家政大学. 2017年5月15日閲覧。

参考文献

  • 百瀬孝、『内務省‐名門官庁はなぜ解体されたか‐』、PHP新書151、ISBN 4-569-61590-2
  • 秦郁彦 『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』 東京大学出版会、1981年。 
  • 秦郁彦 編 『日本官僚制総合事典 : 1868-2000』 東京大学出版会、2001年。ISBN 4130301217 

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