懐古園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 03:09 UTC 版)
懐古園三之門とその扁額 黒門橋 小諸市立小山敬三美術館 紅葉 城跡は、明治13年(1880年)に旧小諸藩士らが、旧三の門から本丸址までの払い下げを受けて取得し、大正15年(1926年)には、本多静六の指導を受け、当時の小諸町が園地の拡張を行い、史跡の自然景観を活用した公園とした。現在は市営公園小諸城址懐古園(こもろじょうし かいこえん)として整備、公開されており、入場は有料である。 園内には小諸市動物園をはじめ小諸市児童遊園地、小諸市立小山敬三美術館、小諸市立郷土博物館(かつては小諸市立火山博物館だったが展示物は高峰高原に移転)、小諸市立藤村記念館、懐古神社、徴古館があり、また園に隣接して小諸寅さん記念館、鹿嶋神社、小諸義塾記念館などの施設がある。 旧城郭の馬場跡を中心にソメイヨシノが多数植樹されており、日本さくら名所100選に選定されている。4月下旬の桜の開花時期には多くの花見客でにぎわう。また紅葉の名所としても有名であり、こちらも春に負けないほどの多く観光客でにぎわう。 懐古園の入り口は、旧三の門を利用しており、徳川家達の筆による『懐古園』の扁額が掲げられている。この三の門は小諸市のシンボルとしてフジテレビのアニメーション『サザエさん』の旅行編やオープニングにも複数回登場している。
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