愛称付き列車とは? わかりやすく解説

愛称付き列車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 03:45 UTC 版)

列車」の記事における「愛称付き列車」の解説

詳細は「列車愛称」を参照 旅客アピールする目的で、列車に「黄金の矢」(イギリス・フランス)や「20世紀特急」(アメリカ合衆国)など、列車愛称付けことがあるそうした愛称付き列車ネームド・トレイン named train)には、シンボルマーク描いたヘッドマーク・テールマークを取り付けることがある世界で最初に愛称付けた列車は、1848年イギリス運行開始した「アイリッシュ・メール」である。鉄道普及以前には、駅馬車ステージコーチ)の中でもっとも速いものに郵便物載せて運んでおり、そうしたステージコーチを特にメールコーチと呼ぶ慣習があった。そのためにメールが付く名前に速いという印象があったことから、アイルランド行き最速列車アピールしてアイリッシュ・メールと名付けられた(ただしアイルランド直通しているわけではなくアイルランド行きの船が出る港への列車である)。以降行き先地名メール付けた愛称つけられていったまた、競走馬ザフライングダッチマンの名前にちなんでグレート・ウェスタン鉄道名付けたフライング・ダッチマン」も人気博し、「フライング・スコッツマン」など同様にフライング付けた列車名イギリス国外含めて広がっていった。 日本では長らく列車番号のみで列車識別していたが、昭和初期不況輸送力余剰気味であったことから、列車愛称付けて親しんでもらおうという意図で、東京 - 下関間の特急列車2往復愛称付けることになり、列車名一般公募して「富士「櫻」名付け1929年昭和4年9月15日ダイヤ改正から時刻表にも掲載され運行されるようになった第二次世界大戦中一時的に列車愛称途絶えるが、戦後復活し列車増発とともに愛称増加していった。同じよう運行系統運行目的列車を「〇〇1号・2号」あるいは「第1・第2〇〇」のように番号付き区別することも始まりヨンサントオ昭和43年10月1日ダイヤ改正)で同一区間列車名できるだけ愛称統一することや、末尾1号・2号付番することで出発順序区別することなどが決められた。 なお、「とびうお」「たから」など、貨物列車愛称つけられ事例もある。

※この「愛称付き列車」の解説は、「列車」の解説の一部です。
「愛称付き列車」を含む「列車」の記事については、「列車」の概要を参照ください。

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