徳島線優等列車沿革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 07:44 UTC 版)
「剣山 (列車)」の記事における「徳島線優等列車沿革」の解説
小松島港駅に到着する快速列車(徳島まで急行「よしの川」、1985年) 急行「よしの川」JR発足後に使用車両のキハ58・65形の塗装が変更され、のちにヘッドマークのデザインも国鉄時代のものから変更された。 急行「よしの川」1998年3月ダイヤ改正で使用車両がキハ185系に変更された。 特急「あい」 数は多くなかったが、四国一般色による「あい」も運転されていた。 徳島本線・徳島線の優等列車の歴史は、太平洋戦争後の高度経済成長期に運行が開始された小松島港駅 - 徳島駅 - 高知駅間を結ぶ準急行列車「阿佐」「よしの川」に始まる。一時は「阿佐」1往復に松山駅発着の「いしづち」が併結されていたが、後に廃止される。「阿佐」が始発終着としていた小松島港駅は本四航路のひとつで関西汽船・阿波国共同汽船・南海汽船が運航していた大阪・神戸・和歌山 - 小松島航路の四国側の小松島港に隣接し、徳島線優等列車は海路阪神・和歌山 - 小松島ルートを経て琴平・高知方面と大阪方面を結ぶ経路の一部を成していた。しかし、山陽新幹線の開業に伴ってその役割は次第に薄れ、やがて「よしの川」の高知乗り入れが中止され、さらに小松島線の廃止と時期を同じくして「よしの川」が減便され、徳島線の輸送形態は従来の徳島県内地域輸送に回帰した。その一方で、淡路島を経由する本四連絡橋および四国内高速道路(徳島自動車道など)の建設・供用開始と時期を合わせて線形改良が施され、本四連絡ルートの一経路として徳島線にも再び優等列車特急「剣山」が新設され、また明石海峡大橋開通時には特急「あい」が登場するなど活況を呈し、従来車両を使用して運行されて来た「よしの川」の廃止と「剣山」への置き換えなどを経て現在に至っている。
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