徳島インディゴソックス時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 00:00 UTC 版)
「大藏彰人」の記事における「徳島インディゴソックス時代」の解説
徳島に入団した2017年は、肘を負傷したことで、前期は2試合の登板にとどまる。この間にフォークボールを習得した。これは監督の養父鐵が命じたトレーニングの中で、「決め球を作れ」という指示に応えた形になった。また、ウェイトトレーニングと食事トレーニングにより、体重を72kg から88kg に増やして球速も140km/h から147km/h に向上した。フォームの面では同じ徳島に所属した伊藤翔(現西武)の影響が大きいという。大蔵は「(前期は)トレーニングの毎日」、また監督の養父から(気持ちの波に影響されやすいので)「マウンドでガッツポーズをしなくていい。あとベンチには歩いて戻ってこい」と指導されたと述べている。 後期は8試合に登板、レギュラーシーズン通算では3勝3敗の成績だった。香川オリーブガイナーズと対戦した9月24日のリーグチャンピオンシップに先発登板、9回途中まで投げて敗戦投手となったが、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}カーブと直球のコンビネーションがうまく嵌った登板となった。[要出典]この時中日ドラゴンズの浜田智博が香川に育成派遣されていた関係で中日のスカウト音重鎮が視察に訪れており、偶然大藏の投球を目に留めることになった。音は同日、中日スカウト部長の中田宗男に、大藏を視察してほしい旨の連絡を入れている。信濃グランセローズと対戦したグランドチャンピオンシップでは3試合に登板、先発した第1戦では敗戦投手となったものの、第3戦では被安打2、奪三振8で完封勝利を挙げ、ドラフトに向けてアピールした。この時の好投はスカウト部長の中田の目も惹き、獲得につながった。特に、中田が知る大垣西高校時代と比べて下半身の体重移動のうまくなったところが目立ったという。 10月26日のNPBドラフト会議では、調査書を送ったのが中日のみと他球団からほぼノーマークの状態であった中、中日から1位で育成指名を受けた。その後支度金200万円、年俸300万円で仮契約を結び、11月27日の中日ドラゴンズ2017年度新入団選手発表会で背番号が206と発表された。
※この「徳島インディゴソックス時代」の解説は、「大藏彰人」の解説の一部です。
「徳島インディゴソックス時代」を含む「大藏彰人」の記事については、「大藏彰人」の概要を参照ください。
- 徳島インディゴソックス時代のページへのリンク