従記号(ドイツ鉄道)
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「客車のUIC分類記号」の記事における「従記号(ドイツ鉄道)」の解説
主記号に続けられる小文字のアルファベットは、客車の技術的な設備や付属品を示す。どのように記号が使われるかは部分的には個別の鉄道会社にゆだねられている。ここに示したものはドイツ鉄道で使われている記号を基にしている。 m 全長24.5 m以上の客車で貫通路のあるもの(DDmを除く) l mと同じであるが、貫通路のないもの(現在使用されていない) n 全長24.5 m以上の普通列車用客車、中央通路式の二等車(12コンパートメント)、中央通路式または側通路式の一等車、2つの中央扉、プッシュプル運転対応(36芯制御線) y 全長24.5 m以上の普通列車用客車、中央通路式の二等車(11コンパートメント)、2つの中央扉、プッシュプル運転対応(34芯制御線) x 中央ドアつきSバーン用のオープンサルーン客車、集電用バスバー、中央ドア、高性能ブレーキ p オープンサルーン客車で中央扉を持ち、プルマンタイプ、空調つき v 長距離用客車で、通常よりコンパートメント数が少ないもの(Bmの12に対して11、Amの10に対して9、ABmの6/5に対して6/4) o mと組み合わせることで、コンパートメント数が少なく空調なしであることを示す i mと組み合わせて、インターレギオ用の客車を示す かつては、貫通路はあるが幌がないことを示していた c コンパートメントつき客車で、座席を簡易寝台(クシェット)に転換可能なもの d 多目的室または自転車スペースのある車両 k ビュフェ・売店・厨房・自動販売機のどれかがある車両 a 自動ドアの装備されている車両(車掌が操作するドアという意味ではなく、乗客の乗降を検知して自動的に動作するドア) r 高性能ブレーキ装備の客車、nと組み合わせるか、郵便車においてのみ用いられる s 荷物車では、貫通路のあるもの 寝台車では、特別寝台車(シングルまたはツインベッドの個室) b 身体障害者用設備のある客車 かつては制御信号線のある客車に使われていた h バスバーおよび車軸発電機の両方から給電可能な客車 あるいは、旧東ドイツ国鉄のものから改造されていない客車 z バスバー給電の客車(車軸発電機なし) u 34芯のプッシュプル制御線のある客車(東ドイツ式) uu 36芯のプッシュプル制御線のある客車(西ドイツ式)、nの記号はこの意味を含んでいる q 34芯の制御線のある制御客車、nやyに相当しない近代化されていない車両 f 36芯の制御線のある制御客車あるいは時分割多重式プッシュプル制御のある客車 'uと組み合わせることで、34芯の制御線のある制御客車または時分割多重式プッシュプル制御のある客車
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従記号(オーストリア連邦鉄道)
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オーストリア連邦鉄道では、ドイツ鉄道と異なる従記号を2軸または4軸客車に対して用いている。以下に示す記号は1981年から使われている。2階建車両を示すd、プッシュプル客車を示すl、制御客車を示すsは、ダッシュ記号の後に置かれる(例: Bmpz-ds)。 c 4軸の簡易寝台車(クシェット) m 全長24 m以上の4軸客車 p 中央ドアのある4軸オープンサルーン客車 s 貫通路つきの4軸荷物車 x 4軸の急行用荷物車 z 4軸のバスバー給電客車 h 2軸の電気暖房つき客車 i 開放乗降口つきの中央ドアの2軸客車 ip 閉鎖乗降口つきの中央ドアの2軸客車 o 蒸気暖房なしの2軸客車 ü 幌つき貫通路のある2軸客車 w ウェバスト式暖房のある2軸客車 -d 2階建客車 -k 運転台つき客車 -l プッシュプル運転用制御線のある客車 -s プッシュプル運転用の制御客車
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