役満の点数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 04:27 UTC 版)
役満の点数については取り決めが分かれる。 役満は固定点とし、親1500万点/子1000万点とする。 役満は13飜とし、他の役やドラとの複合を認めて計算式に当てはめる。 国士無双は符計算のしようがないので固定点にするしかないが、無理やり符を定めるなら、七対子にならってロン/ツモに関わらず25符とするか、あるいは30符(ロン和了:副底20符+門前加符10符で30符、ツモ和了:副底20符+ツモ符2符を切り上げて30符)とするのが妥当である。いずれにせよ統一的なルールが定められているわけではないので、細目やレアケースの処理はゲーム開始前の取り決め次第である。 固定点の近似値については、親の1500万点に最も近いのは40符14飜の1572万8700点、子の1000万点に最も近いのは同じく40符14飜の1048万5800点である(次節の早見表を参照)。とはいえ、同じ14飜でも30符や50符になるとそれぞれ数百万単位で点数に幅が出る。機械計算方式にするとどのような役満であれほとんどのケースで固定点を大きく上回るが、場合によっては例外的に固定点を下回ることもある。例えば和了役が大三元だけだった場合、40符13飜で子524万2900点/親786万4400点である。細目やレアケースの処理を取り決め次第とするなら、固定点方式と機械計算方式を併用し、高点法の原則にのっとって高得点になるほうを和了点とするのも一つの方法である。 古典ルールでは 阿佐田哲也の『麻雀放浪記』の劇中には、役満は10万点、天和と九蓮宝燈は20万点、ダブル役満も20万点、という取り決めを交わすシーンがある。ただし劇中の時代は点数のインフレ化が起きる以前の時代であり、この時代に一般的だったアルシーアルルールにおける10万点と、現代の点数体系における10万点は、価値が大きく異なる。
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