役満貫の複合例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 00:29 UTC 版)
大三元と字一色の複合 和了 字一色と四喜和の複合 和了 清老頭と四暗刻の複合。 ツモ和了 四暗刻自体は比較的出現しやすい役満であるが、四暗刻が他の役満と複合するのは非常に稀である。理由として、手の内がすべて対子と刻子の状態になり四暗刻が狙える手組みになったとしても、対子と刻子がすべて一九牌だったりすべて字牌だったりすれば、メンゼンに拘ることなく鳴いて和了に向かうからである。つまり四暗刻が他の役満と複合するためには、手の内に他の役満のタネ(対子)が揃っており、かつ、それら必要牌がなかなか場に切り出されず、かつ、切り出される前に自力でツモってこなければならない。しかも必要牌すべてが自分のツモ筋になければならない。達成不可能なわけではないが、これら重なり合う条件をすべてクリアしなければならないため、四暗刻の複合は非常に珍しい。 役満自体そう頻発するものではないため、役満の複合にお目にかかることは滅多にない。しかし敢えて言うなら、字一色が大三元や四喜和と複合するケースはごくごく稀に見られる。四暗刻と四槓子も理論上は国士無双と九蓮宝燈を除くすべての役満(四槓子については天和・地和・人和も複合不可)、さらにローカル役では四連刻などと複合可能であるが、あくまで理論上の話であって、上述の通り現実的には非常に難しい。まして天和や地和の複合は天文学的確率であると言える。ただし以下のように、天和・地和が他の役満を含んでいた例はわずかながら存在する。 大正時代に日本で行われた公式大会で、天和大三元をあがったという記録が存在する。
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