彗星の名前とは? わかりやすく解説

彗星の一覧

(彗星の名前 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/07 21:09 UTC 版)

この項目は、彗星の一覧である。非周期彗星周期彗星に分けている。

非周期彗星は一回しか見られない。非周期彗星の軌道は普通は放物線軌道に近く、太陽の近傍には戻ってくるとしても数千年以上かかる。

周期彗星は普通は長く伸びた楕円軌道であり、太陽の近傍に数十年ごとに戻ってくる。

彗星の公式符号は非周期彗星は「C/」で、周期彗星は「P/」または番号が付いて「nnnP/」で始まる。見失われたか消滅した彗星の符号は「D/」で始まる。

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彗星の名前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 03:06 UTC 版)

彗星」の記事における「彗星の名前」の解説

彗星の名前は、過去2世紀わたっていくつかの異な慣習に従って決められてきた。系統的な慣習採用されていなかった時代には、彗星命名さまざまな方法によってされていた。最初周期彗星(1P)であるハレー彗星は、彗星軌道決定したエドモンド・ハレーの名前からとられた。同じように、2番目の周期彗星(2P)として知られているエンケ彗星は、最初彗星発見者ピエール・メシャンではなく軌道決定した天文学者であるヨハン・フランツ・エンケの名前がつけられている。クロンメリン彗星(27P)も、同様に軌道計算をしたアンドリュー・クロンメリンの名がつけられている。 18世紀末から20世紀初頭の明る彗星中には3月大彗星(Great March comet)などと名付けられたものもある。いくつかは単に大彗星(Great comet)で区別がつかないので、「1811年大彗星」(トルストイ『戦争と平和』登場する彗星)などとも呼ばれる20世紀初頭、彗星命名として、発見者の名前をつけるという慣習一般的になった。これは現在まで続いている。彗星にはその彗星独立発見した人の名前先着順で3名までつけられる1990年代に入ると、人工衛星IRASSOHOなど)や、国際規模彗星および小惑星の掃天プロジェクトチームLINEARNEATなど)による彗星発見相次ぐようになり、数多く彗星に、これらの自動捜索プロジェクト名がつくようになった。たとえば、IRAS・荒貴・オルコック彗星は、赤外線衛星IRASと、日本アマチュア天文家の荒貴源一イギリスジョージ・オルコックによって、独立発見された。現在では、自動捜索プロジェクト名でない彗星のほうが少ない。 同じ発見者複数彗星発見しても、名前で区別はされない。そのため、たとえば「SOHO彗星」という名前の彗星は1,000超える彗星一意に示すには、後述する符号を使う必要がある。ただし、- 第1彗星、- 第2彗星などを末尾につけて区別することもある。 また、過去出現した彗星再発見された場合彗星自体発見公表されたあとに過去彗星同定され場合には過去彗星の名に再発見者の名前がつけられることもある。例としては、バーナード・ボアッティーニ彗星(206P = D/1892 T1 = P/2008 T3)などがある。なお、発見公表前に過去彗星同定され場合には再発見者の名前はつかない。例としては、2008年板垣公一と金田宏が再発見し発見公表前に同定されジャコビニ彗星 (205P = D/1896 R2)(前述のようにジャコビニ彗星名のある彗星10個あり、そのうちのひとつ)がある。 なお、キロン(95P/2060)など少数彗星が、小惑星として発見され小惑星の命名規則基づいて命名されたあとに彗星であることが判明している。逆に見失われていた彗星小惑星として再発見された例もあり、彗星としての名前のまま小惑星としても登録されている(彗星・小惑星遷移天体参照)。

※この「彗星の名前」の解説は、「彗星」の解説の一部です。
「彗星の名前」を含む「彗星」の記事については、「彗星」の概要を参照ください。

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