当大会の優勝により出場権を得られる大会
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「天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会」の記事における「当大会の優勝により出場権を得られる大会」の解説
優勝チームは全日本選手権チームとして、翌シーズンのFUJIFILM SUPER CUPとAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場資格を得る。なお、AFCチャンピオンズリーグ創設前の第69回(1989年度)から第80回(2000年度)までは、優勝チームはアジアカップウィナーズカップの出場権を得るものとされていた(AFCチャンピオンズリーグにおける日本のサッカークラブも参照)。 なお、優勝チームが同シーズンのJ1リーグも優勝している場合には、スーパーカップには同シーズンJ1リーグ2位チームが繰り上がり、出場権が与えられる。また、同シーズンJ1リーグ3位までのチームが優勝チームだった場合はACLには同シーズンJ1リーグ4位チームが繰り上がり出場権が与えられる。第87回(2007年度)までは、スーパーカップは天皇杯の準優勝チームが繰り上がっていた。またACLは第86回(2006年度)までの優勝チームが翌々シーズンの出場権を得ることになっており、優勝チームが翌シーズンのJ1リーグで優勝した場合には同シーズンJ1リーグ2位チームが繰り上がっていた(2008年までの日本からのACL出場枠は2チーム)。 なお、この以前の方式では優勝チームが翌年にJ2へ降格した場合はACL出場権が剥奪されることになっていたが、この規定が適用されたことはなかった。第82回(2002年度)の天皇杯を制した京都パープルサンガ(2003年にJ2降格)は当時のACLの日程変更上の過渡期でもあったため元々出場権がなく、第84回(2004年度)優勝の東京ヴェルディ1969(2005年にJ2降格)は、クラブ側の「J2に降格した場合でも出場したい」という意向により出場が認められた。また、第87回(2007年度)の優勝チームである鹿島アントラーズは、当大会からの出場権授与の変更により、天皇杯優勝によるACL出場資格を得られなかった(前年までのレギュレーションであれば2009年のACL出場資格を得ていたはずだった。ただし2008年のJ1リーグ優勝で同大会への出場資格を得ている)。 現在はAFCクラブライセンス制度により、Jリーグクラブライセンス制度によるJ1ライセンスを持つクラブにはACL出場権が与えられる。もし同ライセンスを持たないクラブが天皇杯で優勝した場合は、クラブライセンスの特別発給を申請することができる(Jリーグクラブライセンス交付規則 第30条、AFCクラブ間大会参加規定 第11.4-11.7節)。これによりライセンスが得られなかった場合、もしくはライセンスを申請しなかった場合は、ライセンス保持クラブの中で次点のクラブ(すなわち、J1リーグで次点の順位のクラブ)が繰り上げで出場権を得る(AFCクラブ間大会参加規定 第12.5節)。 1980年代前半にはジャパンカップへの出場権が与えられていた。
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