当地の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 19:51 UTC 版)
1894年(明治27年)に尾道市の近隣の織物業者への糸の販売を目的に「小西庄兵衛商店」を開業した小西庄兵衛が日露戦争の勃発を受けて織布の生産に参入し、「小西帆布」を開業したのが始まりである。この「小西帆布」は「折鶴印」の商標で知られ、鈴木商店の協力を得て関東地方にまで販路を拡大した。 「小西帆布」の創業者である小西庄兵衛は、1918年(大正7年)11月に石塚彦輔などと共に発起人となって横浜財界との共同出資で資本金150万円の「横浜帆布」を設立し、翌年1919年(大正8年)に「小西帆布」は「横浜帆布」に吸収合併されたため、「横浜帆布尾道工場」になった。 1943年(昭和18年)9月には「横浜帆布」が「東洋麻糸紡績」と合併して「東洋繊維」となったため、「東洋繊維尾道工場」になった。 この「東洋繊維」は第2次世界大戦中は軍需へ特化したため、1944年(昭和19年)3月に「東洋航空繊維」と改称した。 第2次世界大戦終了直後の1945年(昭和20年)10月に社名を「東洋繊維」に戻して漁網糸などの民需の生産へ事業転換をしている。
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