強盗殺人容疑で逮捕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 07:42 UTC 版)
「北九州市病院長殺害事件」の記事における「強盗殺人容疑で逮捕」の解説
また同日、Yを「昭和池」付近に連行して実地検証したところ、自供通りAのサングラスが発見された。さらに4月2日10時から、2人の自供に基づいて「昭和池」と干拓地の池(小倉南区朽網)で大規模な捜索を行ったところ、潜水した機動隊員により、干拓地の池の底(水深約2.7 m)から死体の切断に用いられた凶器(ガムテープで巻かれた鉈2本と金切り鋸、替え刃3本)が発見された。同日15時過ぎ、2人は捜査本部によって強盗殺人容疑で再々逮捕された。全面自供後、YはAに対する謝罪の言葉を述べ、「生まれ変わりたい」と髪を切り、髭を剃っていた。 同月8日午前、「ピラニア」で殺害方法を検証するため、捜査一課と小倉北署の捜査員約60人を動員した現場検証が行われ、SとYもそれぞれ個別に立ち会った。さらに同日13時過ぎからは小倉北署の当直室で、死体の切断場面の検証が、夜には砂津港に係留されていた「はやとも丸」の船内で、死体遺棄の検証が、それぞれ行われた。 なお、捜査終了後の同年7月30日には、長崎鼻の北方約10 km沖で、操業中の漁船の底引き網に、切断された成人の右脚がかかり、後にAのものと確認された。また、1982年2月15日(論告求刑公判の前日)にはそれとほぼ同じ地点(海底約30 m)で、人間の白骨化した頭蓋骨が引き上げられ、自らAの歯の治療を手掛けていた娘婿の歯科医により、Aの頭蓋骨と確認されている。一方、左脚は第一審判決が言い渡された時点でも未発見のままだった。
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