常盤軒そば店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 22:59 UTC 版)
音威子府そばと店舗。 音威子府駅駅そば 当駅の駅そば「常盤軒」は蒸気機関車が宗谷本線を走行していた古くから旅行者の間で知られていたもので、「音威子府そば」として村の名産品となっていた。ここでは土産用そば(生、乾麺)、そばつゆも販売していた。 1990年の駅舎改築前はホーム上にあったが、駅舎改築に合わせて駅舎内に移転した。立ち食い店ではあるがすぐ隣にベンチがあるので、どんぶりを持ったままにはなるが座って食べることも可能だった。かつては駅弁や名物「バター饅頭」なども販売していた。2004年(平成16年)に放送された列島縦断 鉄道12000キロの旅 〜最長片道切符でゆく42日〜でも紹介された。 2018年(平成30年)8月17日より、店主夫婦の高齢などを理由に休業していたが、2019年(平成31年)4月25日より営業を再開した。 2019年(平成31年)4月時点での営業時間は10:30 - 14:00(ただし、売り切れの際は閉店)、定休日は水曜日だった。 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) による影響を受け、2020年2月から長期休業していたが、2021年2月7日に闘病中だった店主が亡くなったため、翌2月8日をもって正式に閉店した。 常盤軒のそばは村内に営業所・工場を有する畠山製麺(1926年開業)が製造していた。ソバの実を甘皮ごと引いて製麺した真っ黒で風味の強い独特のそばであり、そばつゆも昆布と煮干しを使ったそばの強い風味に負けない濃い味のものとなっていた。 常盤軒は2021年2月に閉店したが、村内には「音威子府そば」を販売する店が2021年2月現在で3店舗ある。 常盤軒にそばを卸していた畠山製麺では社長が1人で製造にあたっていたが高齢となったため、2022年8月末で「音威子府そば」の製造を終了し廃業することになった。
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