帰還型と弛張型とは? わかりやすく解説

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帰還型と弛張型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 14:23 UTC 版)

発振回路」の記事における「帰還型と弛張型」の解説

帰還型(Harmonic oscillator)は、増幅回路出力一部入力帰還フィードバック)させることにより、規則的な電圧変動生じさせるもので、基本的に増幅回路特殊例と言えるのである増幅作用を持つ三極管最初作られ、これが出来たので、高周波扱う分野では超高周波発電機不要になった。 帰還型の例として、マイクにより得られ音声信号アンプ増幅しスピーカーから出力する際に起こるハウリング挙げられるスピーカーからの出力十分に大き場合マイクスピーカー近づける振幅大きな規則的な電気信号得られる。これはスピーカーからの出力一部マイク帰還されたことにより生ず現象である。この例から分かる通り増幅目的とした回路でも、意図しない帰還があると発振することがあるフィードバック回路発振するためには帰還される信号位相入力と同じ位相あり、か帰還される信号入力した信号よりも大きい(帰還ゲイン1以上)という条件を満たす必要がある弛張型(Relaxation oscillator)は、電気的にスイッチオン・オフタイミング制御することで断続し電気信号生じさせるのである増幅回路持たないこともある。 弛張型の原理説明するモデルとしてししおどし挙げられる竹筒注いでゆき、竹筒内部蓄えられる内部水量があるしきい値超えると、竹筒倒れ内部が空になり、同様の動作繰り返す。これを電子回路例え竹筒コンデンサ電荷水量電圧置き換えると、電圧周期的な変化をしているといえる動作持続するためには、竹筒を倒すタイミング制御が重要である。

※この「帰還型と弛張型」の解説は、「発振回路」の解説の一部です。
「帰還型と弛張型」を含む「発振回路」の記事については、「発振回路」の概要を参照ください。

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