帝都編からの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 05:24 UTC 版)
神近 久彌(かみちか ひさや) 我藍の父親。製薬会社の社長。震災の混乱に乗じて財を成し、男爵家を復興させたため、非情な鬼男爵と評され、一年中曼珠沙華が咲く屋敷は「血華邸(ちばなてい)」の異名を持つ。息子の我藍はもちろん、ソラトや清らにはあまりいい感情を持たれていなかった。左眼に眼帯をしている。永遠の命と地位、そして必要だったとはいえ自らの手で殺してしまった妹・ノヱラを蘇らせる事を欲する。そのために地獄から魔物を召喚したが1度目は失敗。2度目のために『聖なる巫女』である異母妹ノヱラの魂を呼び寄せ、『獣の指輪』を使って地獄からメフィストフェレスを召喚しレイスに封じこめた。 一条 小百合(いちじょう さゆり) 伯爵家令嬢。成金の神近家を良く思っておらず、清らにも冷たく当たるが、鈍感で他人とズレている清らにはその真意が伝わらない。「ワルプルギスの夜」に清らに足を切断されて死んだ。我藍のことが好き。 ノヱラ 神近家の指籠(座敷牢)にいる少女。「ワルプルギスの夜」のために聖なる巫女として隔離されていた。目が見えず足も動かないが、ソラトの『印』は見えている。「ワルプルギスの夜」に清らの体に魂が乗り移った。ソラトのことが好き。その正体は、先代当主(久彌の父親)が異国から連れ帰ったとされる女に生ませた娘で、神近男爵の異母妹。当人は数十年前に彼の手で殺されている。 榊(さかき) 神近家の書生。気配を感じさせない。神秘密教学の権威だったおじが神近の野望「ワルプルギスの夜」を阻止するために自殺し、その代わりにと雇われた。その正体は悪魔研究をしている西洋の教会系教団「叡智の蛇教団」のスパイにして「サメク」。「ワルプルギスの夜」にノヱラの指籠にきたソラトを助け、彼と乃々羽の逃亡を助けた。その後レイスを封印する際彼に殺される。
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