工業製品としての電気ギターとは? わかりやすく解説

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工業製品としての電気ギター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 23:45 UTC 版)

フェンダー・テレキャスター」の記事における「工業製品としての電気ギター」の解説

テレキャスターボディ削り出しの板で空洞部分がなく、ネック一本木材から削り出し、さらにネックボディを別々の工程製作し最終的に両者を4本の木ネジで繋ぐという、「デタッチャブル方式ボルトオン方式とも呼ばれる)」と呼ばれる構造製法である。発売当初ボディアッシュ材などを継いで整形した一枚板(ソリッド・ボディ)で、ギブソンギターのようにボディ表面なめらかな曲面仕上げにする手間省いた真っ平形状特徴であったネックメイプル材を削り出しヘッド角度付けずナットにかかるテンションを稼ぐためにストリング・リテイナーを留めてある)、指板材は貼り合わせずにフレット直接打ちこんだもの(ワンピース・ネック)であったそれまで主流だったフルアコースティックタイプのギターでは、ボディ空洞で、しかもネックボディニカワなどで接着していたため、非常に正確で緻密な作業が必要とされたが、フェンダー工程単純化する大胆な手法採用した。 さらにボリュームトーン・コントロールなどのスイッチ類を、ボディ裏から木をくり抜いてセットするではなく一連のユニットとしてひとつの金属プレートまとめてボディ表面ネジ止めされている。さらにリア・ピックアップには金属プレート設置されており、配線(弦アース)もこのプレートとブリッジプレートの導通生かしてピックアップ・プレート→ネジ→ブリッジ・プレート→サドル→弦と導通されている。このためアース配線穴を通す必要がないピックアップボディ表面から取り付けられブリッジユニットはリアピックアップのマウント台を兼ねており、テールピース省略され、弦はボディ裏から通されるなど、信頼性音質コストダウン両立させ、流れ作業的な大量生産可能にする構造になっていた。

※この「工業製品としての電気ギター」の解説は、「フェンダー・テレキャスター」の解説の一部です。
「工業製品としての電気ギター」を含む「フェンダー・テレキャスター」の記事については、「フェンダー・テレキャスター」の概要を参照ください。

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