山谷真の主張と提訴まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:50 UTC 版)
「クリスチャントゥデイ」の記事における「山谷真の主張と提訴まで」の解説
2004年にJEAの通知を受け救世軍が送信したFAXを見た同教団の牧師山谷真が、2年を経て2006年2月頃からクリスチャントゥデイが統一教会と関係するという主張を自身が運営するブログ上で行った。山谷はクリスチャントゥデイの事務所があった渋谷区神泉町18-8の「松涛ビル」を、統一協会本部がある渋谷区松涛と同一視してブログに掲載した(山谷裁判乙84号p4)。 2007年1月25日、救世軍本営においてクリスチャントゥデイの高柳、矢田、井手と山谷真らが救世軍太田晴久を仲介に会談を行い、高柳は山谷にブログ上でのクリスチャントゥデイに対する書き込みの削除を要求した。その席上高柳は「本人に聞いたところ張在亨は統一協会の信仰を持ったことは一度もない」(山谷裁判乙10,p.4)と、矢田は「私たちは張牧師をメシアと信じるような信仰は持っていません」(乙10,p.33)と、張在亨との関係を認めた上で張の統一協会信仰や張への再臨主信仰を否定した。 同2007年4月、クリスチャントゥデイは東京簡易裁判所において、山谷真に対して1000万円の損害賠償請求、調停申立を行った。山谷は申立書をブログに公開しつつも調停期日である5月16日および6月20日に出廷せず、調停は不調に終わった。山谷は、ブログ記事は公益性の観点に照らして名誉毀損にあたらないと主張して誹謗発言を続けた。クリスチャン新聞の根田祥一は「創設者は来臨のキリスト?『クリスチャントゥデイ』カルト疑惑追及の救世軍少佐に損害賠償請求」とする見出しで、名誉毀損にあたらないするとする山谷の主張を後押しする形で調停申立を報じた。 同年6月27日、クリスチャントゥデイと山谷真との会談の仲介を行なった救世軍の太田晴久は、クリスチャントゥデイが「張ダビデ牧師を再臨のキリストとして信じる信仰がないこと」を同社の信仰告白によって確認し、クリスチャントゥデイの安原力(当時)と連名で、疑惑解消理解書面にサインをした。同29日、太田は書面で「山谷氏の主張する疑惑が救世軍としてではなく、『山谷個人の疑惑であること』」を確認した。しかし山谷のインターネットでの誹謗活動は継続した。 2008年4月1日、クリスチャントゥデイなどは山谷のブログ記事について警視庁神田警察署に被害届を提出した。 同月21日、山谷を相手取り損害賠償とブログ記事の削除を求める#名誉毀損訴訟(山谷裁判)を東京地方裁判所に起こした。
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