山本銃砲製作所(YGC)
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「K.F.C. (散弾銃)」の記事における「山本銃砲製作所(YGC)」の解説
YGCは昭和36年(1961年)に大阪に設立されたミロクの半自動銃製造部門(現・香北ミロク)。昭和38年(1963年)よりオート5を参考にヤマモト・オートポインターの製造販売を開始し、昭和47年(1972年)以降はオート5のOEM製造を直接手掛けることとなる。 K.F.C. ポインター - ポインター自動五連銃、YGC ポインター号、ヤマモト・オートポインターとも。外装仕上げによりスタンダード、タイプII、タイプIIIの三種類が存在しており、口径は12番と20番が選択できた。66年時点では12番が重量3.3kg、20番が3.1kgと、K.F.C.オートよりも軽量であり、25インチから32インチまで用意された替え銃身は、顧客の要望により購入時にベンチレーテッドリブの後付けが行えた。ポインターと同年に日本猟銃精器(NRS)からはフジ ダイナミックオートが発売されており、同時期には日鐵住金建材の前身企業の一つである日本鋼業株式会社もNKC・キングオート5を製造していたが、K.F.C.はポインターを「国産で最も古い歴史を持つ」として、国産半自動散弾銃のパイオニアとして位置づけていた。K.F.C. ニューポインター - 1970年頃登場したポインターの改良型。66年時点では注文時に後付けの選択ができたベンチリブの扱いが変化し、リブ付きとリブ無しのモデルが併売される形となった。排莢口などの方向が左右反転した左利き用のニューポインター・レフトもラインナップされ、ベンチリブ付きモデルはそれぞれニューポインター・V、ニューポインター・レフトVと呼ばれていた。 銃把がフルピストル型に改められ、重量は3.45kgと若干増加した。替え銃身は26、28、30インチの3種となり、25インチや32インチは選択できなくなった。
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