小篆とは? わかりやすく解説

しょう‐てん〔セウ‐〕【小×篆】

読み方:しょうてん

漢字書体の一。秦代李斯(りし)が大篆簡略化して作る秦篆。→篆書


小篆

秦の始皇帝中国統一した際、自らの国で使用していた籀文を基に整理系統化して制定した書体。字は全体的に丸み帯び起筆から終筆まで滑らかな流れがある。現在でも実印などに使われる

篆書体

(小篆 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 23:52 UTC 版)

篆書体(てんしょたい、モンゴル語ᠭᠣᠷ
ᠦᠰᠦᠭ᠌
[1]満洲語: ᡶᡠᡴᠵᡳᠩᡤᠠ
ᡥᡝᡵᡤᡝᠨ
[2] 転写:fukjingga hergen)は、漢字モンゴル文字満洲文字書体の一種。「篆書」「篆文」ともいう。


  1. ^ 『蒙漢詞典』
  2. ^ 『満漢大辞典』
  3. ^ 石川九楊『説き語り中国書史』新潮社、2012年、21頁。ISBN 9784106037085 


「篆書体」の続きの解説一覧

小篆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:24 UTC 版)

中国の書道史」の記事における「小篆」の解説

始皇帝丞相李斯命じて長い間、諸地方使われていた各種文字整理統一して使用利便図った王国維によると戦国時代通行していた文字は、古文籀文とに大きく分けられ古文は秦以外の東方6国使用され籀文西方の秦で使用されていたという。始皇帝はこの籀文基礎にしてそれを簡略化し、統一図ったのである。これが小篆(秦篆・玉筯篆とも)で、前代には見られ均整のとれた端正な書体であり、縦長美し姿態は、いかにも新興勢力象徴し始皇帝威厳を示すがごとく荘重で力強い。秦の刻石権量銘これに当たる

※この「小篆」の解説は、「中国の書道史」の解説の一部です。
「小篆」を含む「中国の書道史」の記事については、「中国の書道史」の概要を参照ください。

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小篆

出典:『Wiktionary』 (2021/04/28 10:08 UTC 版)

名詞

しょうてん

  1. 中国古代書体である篆書一種始皇帝により統一され書体で、統一前の「大篆」に対する語。大篆籀文籀書)をもとにw:李斯定めたものとされる比較煩雑な書体であったため、単純化簡素化され隷書発生代には公的に用いられなくなった

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