寄生虫編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 11:38 UTC 版)
(金谷が自宅から出てきたところから派生) 紗希が大声で叫ぶと狼狽していた金谷は我に返る。紗希は金谷の家の床下に、金谷の家族を食料および苗床としている大量の芋虫を発見する。紗希の連絡により金谷宅に捜査関係者が集められたが、虫の種類は特定できなかった。黒田は金谷を家まで送るが、そこには防護服を着た人間が出入りしていた。そのことを黒田は紗希たちに電話で伝えてきたが、連絡が途絶える。紗希と風守は金谷宅へ向かい、防護服を着た人物と話をするが、殴られて気絶する。 目が覚めると、紗希と風守、そして黒田と金谷は金谷宅の中におり、彼らがいる部屋は虫に囲まれていた。一旦は天井裏に逃げ道を見出すが、そこも虫だらけとなっており、金谷が犠牲になる。美鈴からの連絡で救援はないことが分かるが、関本が助けに来る。脱出した紗希たちが、関本に様々な疑問をぶつける中、村から火の手が上がる。関本は、彼が「キャタピラー」と呼ぶ虫の被害を、C村だけで抑え込むつもりなのだろうと言う。歩く途中、黒田がキャタピラーの毒のせいで動けなくなる。 道中、紗希たちは火炎放射器を持った防護服たちに遭遇し、関本は自身の正体は殺人犯ではなく、キャタピラーの研究者であると明かす。関本は紗希たちに、火あぶりにされるか、青酸化合物を飲んで死ぬか選ばせようとする。紗希は毒で苦しむ黒田に青酸化合物を飲ませて楽にさせようとするが、黒田の体内にいたキャタピラーが成虫を呼び始める。空から現れた、羽アリに似た成虫の大群に防護服や風守が食われていく中、紗希と関本は防護服が乗っていた車で逃げ出す。 逃走中、金谷から電話がかかる。金谷はキャタピラーのクイーンに寄生されていたため、まだ生きていたのである。金谷を救出した紗希と関本は、火炎放射器を持った防護服たちに出くわす。関本は彼らを味方だと言って近づくが、秘密をしゃべりすぎたことから焼き殺され、紗希たちにも噴射口が向けられる。防護服の一人が津田沼であることに気付いた紗希は、金谷がクイーンに寄生されている貴重な生体サンプルであることを明かし、自分たちの身の安全を保証させる。村中が炎に包まれていくが、キャタピラーの寄生する死体が置かれている警察署の霊安室には、火は届かなかった。
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