室内旅行機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 14:02 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの)」の記事における「室内旅行機」の解説
室内旅行機(しつないりょこうき)は、以下の作品に登場する。 「勉強べやの大なだれ」(てんとう虫コミックス第2巻に収録。機械が映し出した立体映像を「立体映画」と呼称。ただしプラネタリウム自体は描かれておらず、「おざしきゲレンデ」の内蔵機能の可能性もある。テレビアニメ第2作第2期では内蔵機能であることを明示) 「温泉旅行」(てんとう虫コミックス第6巻に収録。「室内旅行機」と呼称) 「宝さがし」(藤子・F・不二雄大全集第2巻に収録。「実景プラネタリウム」と呼称) 「お化けツヅラ」(藤子・F・不二雄大全集第9巻に収録。機械が映し出した立体映像を「立体映画」と呼称) 「超大作特撮映画『宇宙大魔神』」(てんとう虫コミックス第20巻に収録。「立体映写機」と呼称) 「オンボロ旅館をたて直せ」(てんとう虫コミックス第32巻に収録。「室内旅行機」と呼称) 「温泉ロープでいい湯だな」(てんとう虫コミックス第22巻に収録。「立体映画」と呼称) 目測10数センチメートル程度のプラネタリウム投影機のような機械。室内に風景の立体映像を映し出す(音声も出る)ので、室内にいながらにして旅行気分を楽しめる。海、森、温泉旅館などのフィルムが用意されている。ただし単なる映像なので、楽しめるのはあくまで視聴覚だけ。室内に広々とした光景を映し出しても、狭い部屋が広くなるわけではない。 屋外でも使用可能。任意の時刻における景色を立体映像として再現できる。作中では夜中に太陽を映し出していたが、その光景は現実の太陽と寸分違わないものであった。 使用するフィルムは「イージー特撮カメラ」と互換性があり、イージー特撮カメラで作った特撮映像をこの機械で立体映像として上映できる。 劇中では「室内旅行機」「立体映写機」「実景プラネタリウム」「立体映画」とさまざまな名称で呼ばれている。書籍『スーパー・メカノ=サイエンス ドラえもん道具カタログ』では藤子・F・不二雄の監修のもと、これらを「実景プラネタリウム」としているが、『ドラえもん全百科(ドラえもんオールひゃっか)』(1979年7月発行)を始めとするひみつ道具の事典では、藤子・F・不二雄監修の元、「室内旅行機」あるいは「立体映写機」としている。 『ドラえもん深読みガイド』では、当該道具を総称して「実景プラネタリウム」としている。テレビアニメ第2作第2期では、「室内旅行機」「立体映写機」という名称で統一されている。 2015年(平成27年)に、富士ゼロックス(現:富士フイルムビジネスイノベーション)の「四次元ポケットPROJECT」第3弾として実際に開発された。この企画での名称は「室内旅行機」とされている。
※この「室内旅行機」の解説は、「ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの)」の解説の一部です。
「室内旅行機」を含む「ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの)」の記事については、「ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの)」の概要を参照ください。
- 室内旅行機のページへのリンク