実閉体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/23 23:27 UTC 版)
数学における実閉体(じつへいたい、英: real closed field)は実数体と一階の性質が同じである体を言う。実数体、実代数的数体、超実数体などがその例を与える。
注釈
出典
- ^ Rajwade 1993, pp. 222–223.
- ^ Efrat 2006, p. 177.
- ^ Euclidean geometry#TarskiAxioms in nLab
- ^ Macpherson, Marker & Steinhorn 1998.
- ^ Alling 1962.
- ^ Dales, & Woodin 1996.
実閉体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/11 23:15 UTC 版)
形式的に実な真の代数拡大を持たない形式的実体は実閉体(英語版)と呼ばれる。即ち、形式的実体 R が実閉 (real closed) であるとは、E が形式的実体 R の形式的実な代数拡大体ならば必ず E = R を満たすときに言う。実閉体において任意の奇数次多項式は根を持ち、任意の正元は何らかの元の平方根を成す。 形式的実体 K に対し、K を含む代数閉体 Ω をとる。このとき、K を含む Ω の実閉な部分体が存在する。これを形式的実体 K の実閉包 (real closure) と呼ぶ。実閉体は一意的な順序によって順序体にすることができる。
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