二次体とは? わかりやすく解説

二次体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 06:17 UTC 版)

二次体 (にじたい、: quadratic field) は、有理数体上、2次の代数体のことである。任意の二次体は、平方因子を含まない 0, 1 以外の整数 d を用いて、


二次体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 06:01 UTC 版)

アルティン相互法則」の記事における「二次体」の解説

d ≠ 1 {\displaystyle d\neq 1} を平方因子を持たない整数とし、K = QL = Q ( d ) {\displaystyle \scriptstyle L=\mathbf {Q} ({\sqrt {d}})} とすると、ガロア群 Gal(L/Q) は {±1} と同一視される。Q 上の L の判別式 Δ は、d ≡ 1 (mod 4) ならば d、そうでないならば 4d となる。従って、アルティン写像はΔ を割らないような素数 p にたいし p ↦ ( Δ p ) {\displaystyle p\mapsto \left({\frac {\Delta }{p}}\right)} と定義される。ここに ( Δ p ) {\displaystyle \left({\frac {\Delta }{p}}\right)} はクロネッカー記号英語版)(Kronecker symbol)である。さらに具体的には、L/Q の導手は、Δ が正ならば (Δ)、負であれば (Δ)∞ であり、分数イデアル群 (n) 上のアルティン写像クロネッカー記号 ( Δ n ) {\displaystyle \left({\frac {\Delta }{n}}\right)} により与えられる。このことから、素数 p が L で分解するか否かは、 ( Δ p ) {\displaystyle \left({\frac {\Delta }{p}}\right)} が 1 であるか、−1 であるかに従う。

※この「二次体」の解説は、「アルティン相互法則」の解説の一部です。
「二次体」を含む「アルティン相互法則」の記事については、「アルティン相互法則」の概要を参照ください。

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