宋版唐書〈列伝残巻/〉
主名称: | 宋版唐書〈列伝残巻/〉 |
指定番号: | 2316 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1976.06.05(昭和51.06.05) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | 第十七、第二十二冊上杉憲実寄進記 |
員数: | |
時代区分: | 南宋 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 新唐書の南宋時代版本で、全二百二十五巻中、列伝に当たる巻七六~七九、九一~一三二、一四四~一七二、一九二~二二五の百九巻分二十二冊を存す。巻二百二十五末に北宋嘉祐五年(一〇六〇)六月の進呈表と鏤板頒行の中書箚子があるが、その刻工名は南宋初期の思溪版一切経及び紹興年間刊行の宋版本の刻工と一致し、かつ摺印も比較的鮮明であるから、南宋初期の再刊後まもない頃の摺印本と認められる。本書は現存する宋版唐書中最古の摺本と目されるもので、第十七冊及び二十二冊末尾に上杉憲実が足利学校に寄進した旨の墨書がある。 |
宋版唐書〈(内補配本三冊、補写本四冊)/〉
主名称: | 宋版唐書〈(内補配本三冊、補写本四冊)/〉 |
指定番号: | 2330 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1977.06.01(昭和52.06.01) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | 景定・咸淳年間李安詩点校識語 |
員数: | 90冊 |
時代区分: | 南宋 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 新唐書の南宋時代刊本として著名なもので全二百二十五巻中、巻第十二~十七、第百五十九~百八十を除く、百八十八巻、九十冊を存する。体裁は袋綴本で、版式は左右双辺、有界、半葉十四行、一行二十五字。版心は白口、魚尾、「唐書本紀『幾』(丁数)(刻工)」を刻し、本文中には南宋の李安詩による朱引、朱句切点、墨書および若干の補写がみえる。目録の首には嘉祐五年六月曽公亮の土表文があって本書が嘉祐刊本系の紹興刊本であることを明らかにしている。本書は同系の足利学校本よりは後印と目されるが、最もまとまった宋版唐書として、一部に南宋建安刊本、或は補写本を交えるが、嘉祐刊本系の面目を伝えて貴重である。 |
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