宇宙飛行後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 00:36 UTC 版)
エイブルとベイカーは、1959年6月15日の『ライフ』誌の表紙に掲載された。 ペンサコーラの海軍航空宇宙医学部で展示されている間、ベイカーには、同じ種のオスのビッグジョージ(Big George)が与えられた。「結婚せずに同棲するのは良くない」という飼育係の考えから、1962年には2匹の結婚式が行われた。 1971年、ベイカーとビッグジョージはフロリダ州ペンサコーラの海軍航空宇宙医学部からアラバマ州ハンツビルのアメリカ宇宙ロケットセンター(英語版)に移った。そこでベイカーは、博物館の訪問者を楽しませ、子供たちから1日に100〜150通の手紙を受け取った。 ビッグジョージは1979年1月8日に亡くなった。その3ヶ月後、ヤーケス国立霊長類研究センター(英語版)から来たノーマンが新しい夫となり、アラバマ地方裁判所の裁判官ダン・マッコイの司会で結婚式が行われた。ベイカーは白いウェディングドレスを着せられたが、すぐに脱いでしまった。 ベイカーの実際の誕生日は不明なため、宇宙飛行が行われた5月28日を誕生日として祝っていた。1984年の宇宙飛行25周年のときには、ベイカーにはラバー・ダックと好物のバナナ入りのストロベリー味のゼリーが贈られ、何千人もの人々からの祝福を受けた。 1984年11月29日、ベイカーは、リスザルの最長寿記録を塗り替えた後、 オーバーン大学病院で腎不全により亡くなった。ベイカーの遺体は、アメリカ宇宙ロケットセンターの敷地内に埋葬されている。彼女の墓石の上には、いつも必ずバナナが供えられている。
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