宇宙引越公社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/23 07:30 UTC 版)
Public Corporation of Space Transport, PCST アニメ『機動戦士Vガンダム』に登場。 宇宙へ移民した民間人の財産や、歴史的な遺跡を宇宙へ運ぶことを業務とする。地球連邦政府が宇宙移民を積極的に奨励するために宇宙世紀0016年に設立した「フロンティア開発移民局」を母体とし、0030年に「宇宙引越し事業団」として民営化、0034年に政府によってNGOとして再編される。 地球連邦政府は、宇宙移民の際の地球離脱の重量軽減策として家財道具の持ち出しを極度に制限する替わりに、地球に残した個人的財産のすべてを持ち主に戻す契約を交わしている。その実施に当たって宇宙移民者の経済的負担を軽減するため、NGOの一環に組み入れられる。全人類的な遺産をはじめ、国家・民族・個人の占有物・建築物など、「財産」の概念に相当するあらゆる物資の宇宙への搬送を業務とする。その性質上、組織および施設は絶対的に中立であり、あらゆる組織の干渉を受け付けず、ジオン公国でさえ接収を控えている。 アーティ・ジブラルタルに同社のヨーロッパ総局があり、シャトルを宇宙に射出するためのマス・ドライバーが設置されている。ウッソの両親であるハンゲルグ・エヴィンとミューラ・ミゲルがリガ・ミリティア参加以前に勤務している。0153年4月18日、ベスパのイエロージャケットが前代未聞の武力制圧を開始、リガ・ミリティアの迎撃によって撤退するが、マス・ドライバーに損傷を受ける。この間も、局長のマンデラ・スーンは両軍に対して中立を貫いている。
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