子育て支援
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 21:00 UTC 版)
指定管理者制度を導入した4館(東部・西部・見和・常澄)では、2016年(平成28年)10月より「育児コンシェルジュ」が設置されている。育児コンシェルジュは、横浜市に本社を置く保育サービス企業の職員である、保育士・幼稚園教諭の有資格者や子育て支援員で構成され、週3回(常澄は週1回)、10時から15時まで(12時から13時は休止)図書館に滞在し、利用者の子育て相談に応じたり、読み聞かせや本の紹介を行ったりしている。 2017年(平成29年)1月17日にはさらに進んで託児サービスの提供を本格的に開始した。実施館は東部・西部・見和の3館である。子供連れでも図書館を利用しやすくしようと指定管理者の図書館流通センターの提案で始まったものであり、茨城県の図書館では初めての取り組みである。託児サービスは育児コンシェルジュと同じスタッフが担当し、利用者は特定の曜日の10時から15時まで(12時から13時は休止)の毎正時に1時間子供を預けることができる。利用条件は保護者と子供がともに水戸市内に居住し、保護者は水戸市立図書館の利用カードを保有していること、子供は1歳から未就学児までの年齢であること、となっている。2017年(平成29年)は全館合計で1,620件の利用があった。 見和図書館では、利用者のニーズを反映して2018年(平成30年)6月より育児コンシェルジュと託児サービスの実施回数を増やした。託児サービスは、利用者が託児中に手芸の技術を身に付けて図書館に作品を贈ったり、資格所得を実現したりといった効果を、育児コンシェルジュは転勤者の多い水戸市で育児相談ができる相手や友人を見つけた人が現れるといった効果を上げている。
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