始動編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:02 UTC 版)
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の記事における「始動編」の解説
開戦後もサイド7は中立地帯としてのどかなものだった。ところが、ホワイトベースを追尾するシャアはサイド7が中立とは名ばかりのV作戦の中枢と見なし、6機のザクを強行偵察任務に投入する。実戦配備直前の試作機としてコロニー外で応戦したヴェルツ大尉のガンダム1号機はザク部隊と交戦し、3機のザクと事実上の相討ちとなる。スレンダーはシャアの命令に従って待機の後、報告のため帰還。だが手柄を焦り暴走した新兵ジーンはサイド7内に突入し、無差別攻撃を敢行する。アムロもフラウに促されて避難するが、フラウの家族は爆死。フラウに避難を促しつつ、民間人にも容赦無く牙を剝くジオン軍に激怒したアムロは父のコンピューターで盗み見していた搬出作業中のガンダム2号機に搭乗し、ジーンのザクを撃破。続いてデニム伍長のザクも返り討ちで仕留める。一度の作戦で5機のザクを失ったシャアは「若さ故の過ち」として反省する。 パオロはブライト・ノア中尉に指揮を代行させ、リュウ・ホセイ軍曹と共に自ら突撃艇を指揮してファルメルを攻撃するが反撃で重傷を負う。サイド7はザクの熱核融合炉爆発で外部への空気流出が深刻化し、放棄を余儀なくされる。またホワイトベースの正規クルーは迎撃戦で甚大な被害を出し、ガンダム2号機のテストパイロットであるケンプ中尉も戦死。開発責任者のテムも死亡という有様だった。やむなく、ミライが操舵手を担当することになり、迎撃戦で活躍したガンダム2号機も“現状維持”でアムロに扱わせることになる。そうした事態に苦悩するブライトにアムロは反感を抱き、カイやハヤトは自分たちを救ったガンダムのパイロットがアムロだと知って民兵に志願。運悪く戦闘に巻き込まれたセイラは避難民を誘導しつつ、医師の卵やオペレーターとして重宝される。
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