姉の特殊な用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:10 UTC 版)
書き言葉として学問の世界で諸学兄、諸学姉という呼び方で学問の上での同僚、後輩の女性に敬意を表す表現があるが、学姉は学兄のようには頻繁に用いられない傾向が強い。また、著者などが読者に対し敬意を表して読者諸兄姉という呼びかけが散見される。 女性は仏教の戒名の位号では、男性の「居士」に対し「大姉」と表記する。また、彼女の特に弟が彼女に親しみと尊敬をこめて「姉貴」(あねき)と呼ぶことがある。 キリスト教会では、天国においては家族でキリストを長子とする兄弟姉妹であるという考え方から女性信者を氏名の後ろに敬称として「姉」をつけ、姉妹と呼びかける場合がある。 ヤクザやテキヤの組員ないし構成員が女性の組長、組長の妻や恋人、兄貴分の妻や恋人に対して呼びかける敬称として「あねさん」がある。この場合は、音は「あね」であるが「姐さん」と表記するのが普通である。同種の用法として「姉御」又は「姐御」(あねご)がある。 また、実際の血縁関係の有無に関わらず、単に女性への二人称又は三人称として「(お)姉さん」「(お)姉ちゃん」が用いられる。この場合、当該の人物に実際に弟妹がいるかどうかは問われない。
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