失われたロールス・ロイスのボディをFRPで自作する
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「Old-timer」の記事における「失われたロールス・ロイスのボディをFRPで自作する」の解説
執筆者はインダストリアルデザイナーの濱素紀。父親の濱徳太郎から受け継いだ1933年製ロールス・ロイス「ファントムII」(Rolls-Royce Phantom II)のシャーシに載せるFRP製ボディの製作記。現車のレストアの素地自体は1980年代前半から始められており、父・徳太郎が美学考察のため収集した貴重な自動車・航空機部品の加工流用や、木曾谷奈良井宿の漆塗り職人の申し出で塗り上げられた「木目ウッドパネルに劣らぬ、ダッシュボードほか全て一品物の漆塗りウッドパネル」、解体車のジャガーから外した表皮痛みの酷いシートをベースに、腕利き職人に新たな表皮を縫製させたフロントシートなど、驚嘆・感嘆に値する豪奢な装備が加えられていく一方、廃屋解体で発生した美和ロック(MIWA)製中古ドアラッチや引出物上がりのクォーツ置時計をも改造で装備類に組み込んでしまうなど、「ロールス・ロイス」のブランドに怯むことのないユニークな工夫も多い。シャーシに合致する古典的デザインの実現を目指して着実に作業進行、ほぼ完成にこぎつけた2011年正月のイベントで一般公開され、長期連載を終えた。
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