天敵レプリケーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/02 03:53 UTC 版)
「アスガード (スターゲイト)」の記事における「天敵レプリケーター」の解説
アスガードが地球と銀河系をゴアウルドから守ることができなかったのは、より強大な敵であるレプリケーターとの戦争のせいであった。レプリケーターはアスガードのエネルギー兵器にすぐに適応してしまうので、結果として戦争の大部分はレプリケーターを牽制するだけのものとなってしまう。しかし、単純な化学反応を用いた地球人の小規模な質量兵器は、原始的ではあるものの、レプリケーターが適応することは難しいとわかった。地球人はアスガードよりも「愚かな考え」を思いつくのに長けているとして、SG-1は度々アスガードから救援要請を受けることになる。カーター少佐の「愚かな考え」により、最新のアスガード船である「オニール号」は、レプリケーターの追跡を受けるハイパースペース航行の最中に自爆し、レプリケーターを巻き添えにした。トールはアスガードを代表して、レプリケーターを打ち負かした後には、アスガードはゴアウルドを打ち負かすためのあらゆる協力をすると約束をした。SG-1の助けにより、アスガードは全てのレプリケーターを何千年も閉じ込めておくという目的で時間膨張場へ誘き出すことに成功した(ただし、レプリケーターにとっての数千年はアスガードや地球人にとってほんの数分にすぎない)。 しかしその2年後、レプリケーターは時間膨張装置を利用してアスガードに作られたブラックホールから逃げ出し、アスガードの新しい母星であるオーリラに攻撃を開始する。レプリケーター船がハイパースペースから出てシールドが機能するまでのわずかな間に攻撃するというヴァルハラのアジール司令官の抵抗も空しく、レプリケーターは生き残り、オーリラへ降り立ってしまう。その中に「フィフス」として知られる人間型のレプリケーターがいたのである。エンシェントの知識保管庫から知識をダウンロードしたオニール大佐は、レプリケーターの細胞間コミュニケーション網を永久に破壊し、自己再生不能な構成要素にまで分解できる武器を作り出した。トールはその巨大版の作成に成功し、惑星オーリラの全てのレプリケーターを無力化するほど規模の大きい攻撃を行ったが、またしてもフィフスを含む多くのレプリケーターに逃げられてしまう。 生き残ったレプリケーターは次に、銀河系へと注意を向けた。彼らは対レプリケーター武器に適応できるため、アスガードは地球人やジャファへの救援にトールしか派遣できなかった。レプリケーターが最終的に破壊されたのは、地球人とゴアウルドのバールが協力して惑星ダカラに残されていたエンシェントの兵器を起動し、スターゲイトネットワークに干渉して銀河系内の全スターゲイトを同時に接続することで、銀河系に存在する全レプリケーターを原子レベルにまで破壊した時である。銀河系外に少数の生き残りがいるかもしれないという懸念もあったが、仮に生き残っているとしてもそんなに遠くては連絡をとる手段はないであろう。
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