大衆文化でのテン・コード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 01:53 UTC 版)
「テン・コード」の記事における「大衆文化でのテン・コード」の解説
テン・コード内で特に使用される10-4(テン・フォー 了解、理解したの意)は、1950年代半ばから後半にかけ放送されたブロデリック・クロフォード演じる人気テレビシリーズハイウェイ・パトロールを通じ一般的に認知されるようになる。クロフォードは自身のパトカーに手を伸ばし無線通信に対し10-4で応答している。 市民ラジオ愛好家によっても使用されている。C.W.マッコールの1975年のヒット曲「コンボイ」はCB無線で連絡を取り合うトラックドライバー間の会話を描いており、「10-4 and what's your twenty?」(10-20 どこにいますか?の意)の一節が描かれている。またマッコールの歌を基に制作された1978年の映画コンボイ内で使用されたことにより、日常会話をテン・コードに置き換える現象が定着している。この他、ジャクソン・ブラウンが1977年に発表した『孤独なランナー』に収録されている「シェイキー・タウン」の歌詞にも、「That's A Big Ten-four.」(10-4 了解、との意味)の一節が登場するが、これはこの曲を書いたダニー・コーチマーが、トラックドライバー達と親交があったことで誕生した曲である。 ニューヨーク市警察が使用するテン・コードはテレビシリーズ、ブルーブラッド人気の影響で注目を集めている。但し、NYPDにて使用されるテン・コードはACPOで採用されているもとの同一では無い。(例、NYPDでの10-13は「応援求む」に対しACPOでは10-33を意味する) 1972年に日本でテレビ放映された特撮番組『緊急指令10-4・10-10』のタイトルはテン・コードの意味であり、劇中でも無線用語として使用されている。ただし、劇中では「10-4」は「了解」の意味であり下記と同じだが、「10-10」は「通信終わり」の意とされている。 1983年にイギリスで製作された人形劇による特撮のTVシリーズ『地球防衛軍テラホークス』でもテン・コードが劇中で使用されている。『緊急指令10-4・10-10』と同じく「10-10」は「通信終わり」の意で使用された。 新谷かおるの漫画シリーズ『銀色の照星』はアメリカの警察、警官を描いた連作短編であり、作中の警察無線のシーンでテン・コードが使用されている。 ニュージーランドのリアリティ番組Police Ten 7は、ニュージーランド警察のテン・コード、10-7からその名前を取っており、これは「部隊現地到着、勤務開始」を意味する。 アニメ、血界戦線のラストエピソードではレオナルド・ウォッチがメッセージにコード10-33を使用、自分では制御できない状況下であることを知らせている。 インターネットラジオ番組であるカウントダウンプログラム「What's your Twenty」は、場所を問うコードから付けられている。
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