大分駅付近連続立体交差事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 13:31 UTC 版)
「大分駅」の記事における「大分駅付近連続立体交差事業」の解説
大道陸橋撤去工事で通行止めになった国道210号(2011年4月) 立体交差する国道210号線(2014年12月) かつての大分駅は地上駅で、大分市中心部の市街地は駅や3本の鉄道路線により南北が完全に分断され、商業施設や公共機関が北側に集中していた。この南北地区格差の解消と、南側の開発促進を狙い、1996年度(平成8年度)から連続立体化(高架化)事業が行われた。 2008年(平成20年)9月のチャレンジ!おおいた国体までの高架化の完成を目指していた久大本線及び豊肥本線は、2008年(平成20年)8月24日に高架化した。 その後、日豊本線も高架化が進められ、2012年(平成24年)3月17日に全面的に高架化が完成した。 豊肥本線・久大本線が先行して高架化した後は、日豊本線への直通はできなくなり、久大本線の別府直通の特急列車については、2008年(平成20年)3月改正から大分 - 別府間は臨時扱いとして運行を休止していた。また、夕方に豊肥本線から日豊本線に直通していた普通列車の乗り入れも休止していた。なお、「九州横断特急」は、大分川橋梁西側に新設された渡り線(完全高架後は撤去)により日豊本線に合流し、大分駅地上ホームから発着することで高架化後も引き続き別府まで運行していた。[要出典] 日豊本線部分の高架化が完成して全面高架化が完成した2012年(平成24年)3月17日に ダイヤ改正が行われて久大本線の特急列車の別府直通が復活した。また、高架化により日豊本線が利用できるホームが増えたため、これまで一部が別府駅始発・終着であった日豊本線の特急が、大分駅始発・終着に統一された。 2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正では、豊肥本線・久大本線の普通列車の別府方面への直通も再開した。 高架化された区間は日豊本線3.65 km(豊肥本線1.60kmを含む)及び久大本線1.92kmの計5.57kmで、高架化により日豊本線10箇所及び久大本線3箇所の計13箇所の踏切が除去された。また、日豊本線を跨いでいた春日陸橋及び大道陸橋も撤去された。
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