大会呼称問題とは? わかりやすく解説

大会呼称問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 10:00 UTC 版)

2002 FIFAワールドカップ」の記事における「大会呼称問題」の解説

1996年11月FIFA本部行われた共催検討委員会で、大会呼称慣例従ったアルファベット順で「2002 FIFA World Cup Japan/Korea」とする提案なされたが、鄭夢準大韓サッカー協会会長強硬に反対した。会議紛糾したが、最終的に国名表示順を「Korea/Japan」とする一方で決勝戦日本で行うことで決着とした。尚、この際日本側は日本国内大会名呼称する時は日本/韓国構わないとの確約得ていたが、検討会が非公開だった為にFIFA公的な議事録を残すことを求めなかった。これが後に大きな問題になる。 日本語の表記は、当初2002 FIFAワールドカップ 日本韓国」と表記していた。その後5年ほどは何事もなかったが、2001年1月日本教科書検定問題で、かつて日本併合されていた朝鮮半島にある韓国対日感情悪化し韓国マスコミ追い込まれる形で鄭大韓サッカー協会会長は、「日本国内であっても大会名を「日本韓国」と表記するのは正式名称(Korea/Japan)と異なっており、開催合意に背く」として抗議した。その為、2001年平成13年3月15日の「FIFAW杯組織委員会」で大会呼称問題について話し合われることになった岡野1996年11月共催検討会での大会名決定事項詳しく説明したが、FIFAW杯組織委員長であるヨハンソンが「大会名決定から長い時間経っており、しかもその時議事録もない。大切なのはW杯成功国名入れない大会名使用認めということどうだろうか」と提案日韓双方ともこの案を受け入れた。これ以降日本国内では、国名部分省略して2002 FIFAワールドカップ」との表記統一されることになった。(注:W杯組織委員会2種類あり、W杯開催国内の開催国ワールドカップ組織委員会』とそれとは別にFIFA内に設けられるFIFAワールドカップ組織委員会』(FIFA関係者及び外部の有識者構成)がある)。 また、これはあくまでも正式名称問題であるために、日本では多くの場所で「2002 FIFAワールドカップ 日本韓国」という表記も見ることができた。大会終了後の現在でも日本国内では「日韓ワールドカップ」などと表記することが多い。

※この「大会呼称問題」の解説は、「2002 FIFAワールドカップ」の解説の一部です。
「大会呼称問題」を含む「2002 FIFAワールドカップ」の記事については、「2002 FIFAワールドカップ」の概要を参照ください。

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