大乗仏教における扱い
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「法華経」提婆達多品第十二では、提婆達多は天王如来 (devarāja) という名前の仏となるという未来成仏が説かれている。これは、のちの日本仏教、特に鎌倉以後の諸宗に大きな影響を与え、この期以後の禅、念仏、日蓮の各宗は、この悪人の成仏を主張している。 また、「讃阿弥陀仏偈和讃」(親鸞著)では、「仏説観無量寿経」に登場する阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩、ガウタマ・シッダールタ(釈迦如来)、プールナ、マハーマウドガリヤーヤナ、アーナンダ、ビンビサーラ、ヴァイデーヒー、ジーヴァカ、チャンドラプラディーパ、アジャータシャトル、雨行大臣、守門者と共に、デーヴァダッタが浄土教を興起せられた15人の聖者として列せられている。
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大乗仏教における扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 16:50 UTC 版)
大乗仏教の立場からは、声聞は自己の悟りのみを得ることに専念し利他の行を欠いた出家修行者とされた。 大乗仏教では、全ての仏教を声聞乗、縁覚乗、菩薩乗の3種に分け、それぞれ能力の異なった3種類の対象のために異なった教えがあるとしているが、このうち声聞は最も能力の劣ったものとされる。大乗仏教では、声聞を独覚(縁覚)と並べて、この2つを二乗・小乗として貶している。なお、ダライ・ラマ14世の著書『ダライ・ラマ 智慧の眼をひらく』に加えられた註記では、小乗の語について、このような曖昧な歴史のある不快な言葉は避けて声聞乗という呼称を用いたほうがよいと解説されている。
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