大乗仏教と説仮部とは? わかりやすく解説

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大乗仏教と説仮部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 14:58 UTC 版)

説仮部」の記事における「大乗仏教と説仮部」の解説

説仮部は「二諦」説の初期の提唱者である。二諦説は大乗仏教で重要であり、方便般若の関係においてしばしば見出されるIan Charles Harris述べところによれば、説仮部教説実際のところ初期大乗仏教二諦説と同じであるという。 二諦説の史上名高い唱道者(説仮部と同じ述語用いた)にして著書中論』で、説仮部がそれを好んだことで知られるところの文献『Kātyāyana Gotratra (パーリ仏典では相応部因縁相応食品のカッチャーナゴッタ経)』の名のみを挙げている龍樹に対して説仮部影響与えたという証拠がある。 André Bareauは大乗仏教起源初期大衆部にあると考えており、大衆部分派である多聞部及び説仮部が北と南の大衆部の間の大乗教え流れ架橋する上で重要な役割果たした述べている。

※この「大乗仏教と説仮部」の解説は、「説仮部」の解説の一部です。
「大乗仏教と説仮部」を含む「説仮部」の記事については、「説仮部」の概要を参照ください。

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