大乗仏教においてとは? わかりやすく解説

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大乗仏教において

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/15 15:10 UTC 版)

回向」の記事における「大乗仏教において」の解説

善行報いは本来自分還るはずだが、大乗仏教においては一切皆空であるから報いを他に転回することが可能となる。善行結果人々ためになるよう期待し、それを果すのを「衆生回向」といい、善行結果仏果完成期待するならば、それを果すことは仏道への回向である。 回向の心をもって修行する段階を十に分け「十回向位」とし、悟りへの重要な修行過程とする。自己の善根仏果に向け、自我への執着除去しようとする。「善根」は常に自ら以外の方向振り向けられて「功徳」となり、我執除去される。ここに回向必然性がある。善根積み重ねられて仏となるのではなくすべての善根回向されることに意味がある回向には、一般に(1)菩提回向 (2)衆生回向 (3)実際回向三種説くそれぞれ菩提趣向し、衆生功徳を回施し無為涅槃の趣求にふりむけるとする。 世親天親)は、「礼拝讃歎観察、作願、回向」と五念門説き往生浄土のための行の中、自ら修めた功徳すべての衆生回向して、ともに浄土往生して仏となることを重要な項目としてあげている。

※この「大乗仏教において」の解説は、「回向」の解説の一部です。
「大乗仏教において」を含む「回向」の記事については、「回向」の概要を参照ください。

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