夜間戦闘機への転用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 09:33 UTC 版)
「銀河 (航空機)」の記事における「夜間戦闘機への転用」の解説
現用の夜間戦闘機月光 (J1N1-S) より高速かつ搭載能力に優れていたことから、比較的早い段階から夜間戦闘機への転用が構想されており、月光が夜間迎撃で初戦果を挙げた1943年(昭和18年)5月、川西に対してP1Y1夜戦改修型(後の試製極光)の開発が命じられている。主な改修点は火星二五型への発動機換装と20mm斜銃の追加装備で、1943年7月に設計終了、昭和19年(1944年)5月に試作一号機が完成している。その後、少数が部隊配備されたもののB-29の迎撃には速度や高高度性能が不足と判定され、ほとんどの機体は爆撃機型の銀河一六型に再改修されている。 海軍正式の開発計画である試製極光とは別に、第三〇二海軍航空隊で銀河一一型または一六型に20mmまたは30mm斜銃を追加装備した夜間戦闘機型への改修が行われている。この改造夜間型は試製極光とは異なり、斜銃の他に三号爆弾を搭載してB-29の夜間迎撃に投入され、撃墜戦果を報じている。
※この「夜間戦闘機への転用」の解説は、「銀河 (航空機)」の解説の一部です。
「夜間戦闘機への転用」を含む「銀河 (航空機)」の記事については、「銀河 (航空機)」の概要を参照ください。
- 夜間戦闘機への転用のページへのリンク